ヨドバシ吉祥寺

予定から遅れて先週の金曜日にオープンしたヨドバシ吉祥寺店に行ってみた。isanaさんに入り口近くでばったり会う。偵察終了とのこと。やはり、皆考えることは同じか。

まずファサードを作り替えてたのには感心した。近鉄以来ぼろっちくなっていた建物には正直うんざりしていたのだ。イイとまでは言えないもののきれいになっていたのはありがたいし、店頭での客引きや大音量のテーマソングがなかったのもいい。今後はイベントスペースになりそうだから、静かなのも今のうちかもしれないけれど、現状はまだ許容範囲。
Yodobashi camera Kichijoji
店内はまるっきり秋葉と同じ。天井はがして配管を見せる倉庫風の内装。まるっきり最近の家電量販店の様相を呈しているので吉祥寺にいることは感じない。天井をはがすのは駐車場建築を先に作って後から店舗に変更するからやっていたのだと思っていたが、わざわざ元々ある天井をはがしているところを見るとスタイルになっているんだな。


大量の販売応援スタッフと商品に集中できない店内の大音量アナウンスは秋葉と同じ。天井の低いエスカレータでテーマソングアナウンスやるのはよくない。
品ぞろえは、残り2フロアができないとわかんないけど秋葉の6割程度な印象。ブランド選ばなきゃPCサプライは何でも揃いそうなのは助かる。妻のLP8800-CPS用のトナーと感光体ユニットがあったのは驚いた。純正で高価なんだけど通販しかできない現状が変わる。
vm_converterさんに教えてもらった携帯関連商品売場の充実度はすごい。E61用の専用ケースとクレイドルは全く期待していなかったので驚いた。だって、本機扱ってないんだよ。でも、E61クレイドルって何に使うのか謎だ。


全体通してみた感想は、ヨドバシに限った話ではなくて量販店全般に言えることだけど購入候補が絞り込めてれば最低限の関わり合いで安価に商品を手にすることができる倉庫。用が済んだら一秒でも早く脱出したい空間。今日、miniSD→SD変換カートリッジが欲しかったんだけど、そういう小さなものを買える雰囲気ではなかったので、となりのLAOXに行ってしまった。
そうそう、店員と販売応援とアナウンスが手薄な携帯サプライ売場は、とてもよかったなぁ。あそこは1階なので巡回ルートになりそうな予感。
クォーター単位でマーケ優先の新製品が出る携帯みたいに叩き売る(だから玩具ばっかになるんだろうが)商品ならともかく、本気で選びたい製品を実際に見ることができる場としては使えない、が、あの規模ではしょうがないのだろう。
CGはマイナー市場でパイが大きくなる方が嬉しいから私はデモの時間外に応援やるときには店のスタッフを心がけるようにしてるけど、そんなマイナー市場ばかりではないからなぁ。

どうして全部同じになるのか

量販店のスタイルについて、考えてしまった。
日本、特に東京では通りの反対側に同じサイズの巨大ショッピングモール作ってどちらかが倒れるまでノーガードでガチで殴り合う大陸型スタイルはとれない。一番大きな条件になる立地が同一にできないから、単純比較に意味がなくなってしまうので、価格競争やっても相手にダメージが与えられているかどうかわからない。
結局のところ、小さく成功したときの状態を真似し合って、倉庫風の内装、ポイントカード、一階に携帯、家電は段ボール積み……のようになってしまっているような気がする。でも、カオスに落ちそうな縁に居るときには、成功した相手の戦術を真似し続けるのはひとつの最適解なのかもしれないなぁ。少なくとも、真似しなきゃ負ける可能性が大きいんだし。