思い違い

物理的なキーチェーン制御で提案したキーチェーンの物理的制御を、昨日USBメモリーを購入してきて開始しました。細かな顛末や設定方法などは後ほどまとめてアップします。
まず私がやったことは、キーチェーンの設定を厳しくすることで、よりセキュリティを高めることでした。つまり、USBメモリーを差している時に今までの状態(アプリケーションごとにキーチェーンを解除する)で、USBメモリーが刺さっていない状態ではキーチェーンを使えない状態です。
ところが、これではキーチェーンを物理的に制御している意味がない。堅くなったんだぜぇ。へっへっへ。てアブナイひとです。
もともとの目的である、自分以外の人間がキーチェーンに含まれているアカウントを利用できない状態にすることは達成できましたが、自分が使う時に今までと変わらないんじゃ楽しくないわね。
結局現在の運用は、USBメモリーをさしている時にはキーチェーンは解放しっぱなし。つまり標準の状態よりもユルい状態です。Mail.appを起動してもキーチェーン求められないし、Safariのオートフィルも使い放題。全てのアカウントに、あたかも既にログインしているかのようにアクセスする。ただし、USBメモリーを抜くと、キーチェーンがいっさい使用できない状態です。
これは気持ちいいですね。比較的簡単に行える物理的な制約を一個もうけるだけで、扱いやすさを向上させることができたのですから。セキュリティを向上させることが常に何らかの制約だけをユーザーに課すわけではありません。いままで「アブナイ」からと自らの行動に加えていた制約を解くことができるってのに気付きました。