軽いPDFを作る

Mac OS XにはPDFを保存する機能があるが、プリンターに流す前提のPDFであるため、ちとファイルサイズなどを考慮して欲しいと思ったり。今日もWordで150MB近くあるPDFをどうやって送ろうかと(藁
というわけで、GostScriptを使ったローレゾPDF作成ソリューションの構築…ってもアプリをインストールするだけの簡単操作。

必須ファイルのインストール

Gimp-Print for Mac OS X Jaguar / Darwin 6.0から、

  • Gimp-Print 4.2.5
  • ESP Ghostscript 7.05.6

の2ファイルをダウンロード。合計で9.1MB程度。

さらに、GSTillの最新版(現在1.0です。アイコンが…)
この3つのファイルをダウンロードして展開しておく。
Gimp-PrintとGhostscriptは.pkgなので起動してインストール。GSTillは展開するとバイナリが出てくるので適当な場所に動かしておく。

セットアップ

満足なプリンターを持っているなら、自分のプリンターを使えばいいが、そうもいかないだろうから、任意のプリンターを追加する方法を説明する。
プリントセンターで追加ボタンをOption+クリックすると「詳細」というタブを選ぶことができる。ここに適当なプリンターを作ってしまう。例えば装置名はPSPrinterとか。装置の場所はpap://*/[プリンタ名]/LaserWriterとしておこう。こうすると、機種を自由に選択することができる。
これでA3やA2の出力が可能なプリンターが手にはいるって寸法だ*1。さて。使ってみよう。

使い方

用紙設定してPSファイルを出力する。出力オプションでPostScriptファイルを出力にして適当な場所に保存すればいい。
保存したPSファイルをGSTillで開き、ダイアログで設定して「Create PDF」するだけ。このときにScreen Optimisedが選択されていれば、モニタに最適化された軽いPDFを作ることができるって寸法。
Acrobatのように自動的にナニからナニまでやってくれるというわけではないが、GostScriptをもっと理解すればDistillerのようなインターフェイスを持ったPDFビルダーも作れるんだろう。ちょっと勉強してみようかな。

*1:後日になるけど、この用途に使うためのPPDを書いてアップする予定