XPress6.1Jレポート

MACお宝鑑定団PAGE 2004 レポートより。
注目のレポート内容。

QuarkXPress 6.1Jのテキストエンジンが、QuarkXPress 4.1Jのものをそのまま継承している
印刷ダイアログでプレビュー機能が強化され、裁ち落とし表示等が可能になった
OpenTypeへの対応については、Shift-JIS範囲内での対応となり、異体字切り替えについては、このバージョンでは対応していないと説明していました。また、初期出荷ではダイナミックダウンロードに対応しておらず、その後に配布するメンテナンスアップデートによって対応する予定
モリサワ社の「Dr.カーニング」などが対応する予定

えーと、つまり、約物絡めた縦組の普通な日本語組版はできなくて、裁ち落としプレビューは印刷ダイアログボックスを出さないと出なくて、初期出荷ではOpenTypeはOpenTypeのプリンタフォント*1がないと使えない訳ですか?しかもShift-JISのみてことわ、丸数字とかまた外字ですか?つか、ダイナミックダウンロードができない……ってPDFへの埋め込みは大丈夫なんすか?で、まさかだと思うんですが、ツラ詰めに「Dr.カーニング」が必要なんですか?書体のカーニングテーブルを使えないんですかぁぁぁぁ?
しかし、機能追加を見るにつけ、本当に乏しいであろう開発力でMac OS Xに対応したことには頭が下がります。Mac OS XDTPに一つ選択肢……どんなメリットがある選択肢か知りませんが、増えたことはとにかく喜ばしいですね。裾野は広ければ広いほどいい。
多分、最も大きなメリットである「過去の資産」だけど、もう一回同じのが出力したい、という用途以外なら、InDesignの読み込みでもいいような気がする。全く同じとはいかないが、相当使える読み込みができるからね。

*1:すんません、OpenTypeのプリンタフォントってどこで買えますか?LETSだとオプションが選べますが……