りそな銀行から《金融機関等を装うCD−ROMの送付について》の連絡

CD―ROM入れたら勝手に預金移動 千葉銀かたる
騒がせているCD-ROMについての連絡があった。

りそなダイレクトをご利用のお客さまに対して、当社よりこのようなCD−ROMを送付する事は原則ございません。
不審なCD−ROMが届いた場合は、安易にソフトをインストールせず、お取引店もしくは下記問い合わせ先にご連絡下さいますようお願いいたします。

とのこと。
昨日、ニュース番組でこの件についてキャスターが「CD-ROMをインストールするだけでネットワークのセキュリティが破られてしまうなんて……」とか宣っていたが、クライアントにソフトウエアをインストールすりゃ何だってできるんだが、そういうリテラシーをもっと普及させなければいけないよね。
ネットワークバンキングというITなツールだからネットワークセキュリティ云々の話になってしまうのはおかしいよね。これは単純な詐欺だよ。盗聴器を仕込んだ置物をおかせるのと同じだ。ネットワークセキュリティの問題と言えるのは、インストールされたPCにアウトゴーイングコンテンツを監視するセキュリティソフトが入っていなかったことぐらいか。
「CD-ROMがホンモノである証明を取らないままにパソコンに挿入してしまうなんて……」と言われなければいかんのだが、セキュリティエヴァンジェリストみたいなことをやっている人は少ないんだろうか。サワヤカな容姿と弁舌で正しい概念を伝えて回れないもんかなぁ。ブログや掲示板でガなっても、フリークやマニアがオタク談義しているのと何も変わらない。
余談だが、りそながnProtect Netizenに対応していることもこのメールで初めて知った。Windowsだけの機能ではあるが、気を遣っているということなんだろうな。