金作原原生林

珍しく(奄美は亜熱帯気候なので、乾期・雨期みたいに冬場は雨ばかり降っている)正月に晴れ間に出会えたので、今まで行ったことのなかった金作原原生林へ向かう。まともな地図がなかったので林道を大回りしてしまったが、到着した原生林はとてもすばらしい場所だった。
東京都を南北に倒したような形をした奄美大島は北部・中部・南部でファウナが違う。バナナやソテツは北部の低地に、シダ類は中部に、大きなブナなどは南部に自生している。
金作原原生林は中部の盆地で、樹齢が100年、樹高が5mほどにもなる大きなヒカゲヘゴというシダが自生しているエリアだ。
夢を壊してしまうかもしれないが、奄美大島は200年前〜50年前まで島津藩琉球と日本国によるプランテーション(植民地収奪型の農業)のため、全島が亜熱帯の樹木林業での伐採やサトウキビ畑にされている。そのため、本当の意味での原生林は人が住んでいなかった中部の山奥にしか残っていない。
原生林にはたくさんの固有種がいるが、動植物の知識がある人と同行しないと本当の意味では楽しくないのだろう。私は歩いているだけで多少は楽しめた。
写真を少しだけ撮ったので、エキゾチックな森の雰囲気を少しでも楽しんでいただけるとうれしい。
Taken kare strange animals in virgin forest a path to Kinsakubaru virgin forest Path in Kinsakubaru virgin forest large beech Reflected sky on water Waterfall in Kinsakubaru virgin forest