白黒写真の作り方(小ネタ)
デジカメで撮影した画像を白黒写真にするには……って前も書いたか。今日は小ネタ。
いい白黒写真を作るには、豊かなトーンが取り出せなきゃならないんだけど蛍光灯や電球、強すぎる照明からの照り返しなどで色がかぶっている写真からトーンを取り出すのはちょっと難儀だ。撮影時にホワイトバランスをきちんととっていれば……と緑色にかぶってしまった写真を目にして悔しい思いをしたことも多……くはないな。仕事で処理しなきゃならない写真がひどい状態になっていることが多い。
こういう写真から白黒の写真を作らなければならないとき、無理矢理トーンカーブに立ち向かってもいいことはない。
まず、まともな色に戻してから、白黒にしてみよう。劇的に改善するはずだ。
Photoshop CS2には色カブリを補正するための強力なPhoto Filterツールが搭載された。ほとんどの色カブリをプリセットで解消することができる。
CS3ではPhoto Filterがレイヤー効果として使えるのがすばらしい。部分的にかぶった色が異なっているときでもマスク処理を後から行える。ここは蛍光灯、ここは日光。ここは電球。
CS3での機能追加の多くが、このようなワークフローの変革をつれてくるだろう。元データに処理を加えるたびに劣化していくプロセスに気を使わなくても、元データの持つ情報を最後まで引っ張ることができる。
ああ、白黒写真から離れてしまったなぁ。
また次の機会に。