日本語がシカトされる時代が本格的に始まるのか?

http://www.flickr.com/がついにマルチリンガル対応になった。

Flickr 繁體中文、Deutsch、English、Español、Français、한글、Italiano,或 Português。

だが、がここに日本語はない。中国語(繁体字)や韓国語が含まれていながら、日本語が含まれていない。
利用者数と翻訳コストが折り合わなかったんだろうけど、どうして折り合わなくなっちゃったんだろう。
利用者が少ない方の理由は、国内に似たようなサービスがある、ってのと携帯からの投稿ができないからだろう。ドメスティックなちまいサービスに囲い込まれてるから、普通のサービスを利用できない。Twitterもそうだよな。
翻訳コストというと「日本語は難しいからねぇ」ということを連想してしまう人が居るみたいなんだけど、Webサービスやアプリケーションのローカライズ母語からの翻訳力などほとんど要らない。サービスの意味を理解できて日本語を適切に扱える編集者が居りゃできる。だいたい、同じ位英語から遠い言語で、遥かに利用者人口が少ない韓国語がサポートされているんだ。当地では英語→韓国語よりも英語→日本語の方が翻訳コストが高くついてしまうのかもしれない。あっちの翻訳会社には日本人少ないんだろうな。
もう一つ、FlickrYahoo!系列ってのも原因かもね。日本には同じ名前の全く別のことやってる会社があるから本来のYahoo!のサービスは日本語で享受できない。ここにも意味のない囲い込みがある。タイムマシーン経営という名の時間の檻に閉じ込められてんだよ。
で、こういうの引用するとき、いちいちUnicodeを手動エンコードしなきゃなんないようなWebサービスがいまだに残ってる風土ってのも問題じゃないかね。
そんなサービス使い続けてるのもどうよというジレンマを感じながら、写真が表示されないFlickrに打ちのめされて寝る。くそっ!

追記

Flickrの日本語化は、Yahoo! Japanと共同で行うとのことだ。本文でいらん嫌疑をかけてしまった。
ITmedia News:Flickrが多国語対応、日本語版も準備
はてなブックマークid:antipopさんがサービス側がUIのローカライズをオープンに開放するような仕組みを提供するとしたら、どう作るのがいいんだろ。とおっしゃっている。テンプレートをsvnで公開するのはちょっと怖いかなぁ。