ここんとこの通信事情
今回のインターネット検閲 - チャイナシンドローム 蘇州 日記 - 楽天ブログ(Blog)にあるように、確かに先週あたりからものすごく遅くなっているサービスがある。
Web周り
mixiの日記や掲示板がとにかく遅い。CSS Nite周りの一方の当事者がmixiに引きこもってるんで、議論の半分ぐらいしか読めていなかったりする気分を味わう。
体感的に遅くなってしまう原因が一つわかった。prototype.jsと、それに依存するスクリプト群の読み込みだ。
中国に限らずネットワークが劣悪な環境でmixiの掲示板を見るなら、htmlのソースにある.jsを片っ端からブラウザで開いてキャッシュに突っ込んでおくと吉。SafariならComand+Shift+AでActivityウインドウを開いて、読み込み中の.jsをダブルクリックして別ウインドウで読み込んでやるといい。
喜ばしいニュースとしては、Wikipedia日本語版が解放されたことだ。いままではping売ってもサーバの存在が否定される別の宇宙にあるサイトだったのだが、ようやく日本語での調べものが楽になった。
また、感動的なことに、Wikipediaはそれほど遅くない。日本の東京のオフィスから見る程度の速度で閲覧できる*1。
これでFlickrとGoogleのキャッシュが使えるようになれば、私が普段使うWebサイトはほとんどOK、という感じ。
また、tumblrがものすごく早いんで助かっている。
メールは天国と地獄
KDDI周ってくるmxが遅い。耐えられない。tracerouteすると台湾まで4004ms*2で順調に行くんだけど台湾のKDDIから日本のKDDIまでは600,000msとか、4,000,000msとか。ルーティングの設定間違ってないか?
私の場合Niftyのメールが全く読めなくなった。そんなときこそWebメール、と言いたいところだけどこのWebがまた遅い。先日、夜開きっぱなしにしておいたら朝になっても.cssの読み込みが終わっていない。タイムアウトしない理由がわからないが、とにかく使えないことに変わりはない。
そうそう、そういうときこそ海外ダイアルアップでしょ。と試みてみたがtracerouteすると中国国内のpppサーバから台湾まで一瞬で飛んで、KDDIで頸を絞められているので時間の無駄。pingが到達するまでに何百円払えば良いのかわからない状態なのであきらめた。
中国に行くならNiftyのメールが使えなくなることは覚悟しておいた方がいい。
会社のメールは快調なので仕事の支障はそれほどない。
.com系のメールサービスは順調。Gmailは遅いがmail.google.comが軽快なので、popアクセスにこだわる必要はない。
sshとかSkypeとかAIMとか
暗号やプロプラなプロトコルは軒並みパフォーマンスが落ちている。特にsshがひどい。
ls入力するのに10秒とかかかることもあるので、Twitter / ǝunsʇo ?ɯnɟɐsɐɯ: lsコマンドと間違えてslと入力するとSecond Life...を読んだ瞬間脂汗が出た。
Skypeもひどいが、中国だけで配布されている中国版Skypeとの通信は非対称で面白い。中国版からの通信はものすごく早いんだがこっちからの通信が遅い。1/10ぐらい差がある。
非対称と言えばMSNも面白い。hotmail.com.cnの中国アカウント同士の速度を見て驚愕した。アカウントごとに速度が全く違う。中国用に.cnのhotmail取得しようと思うぐらいだ。