iPod touchを通勤に持ち出す

iPod touchの到着が日曜日だったので、今日が始めての持ち出しになる。

iPhoneが出るまでの繋ぎのつもりで購入したE61と、やはりiPhoneが出るまでの欲求不満解消のために購入したiPod touchと、どちらもiPhoneを前提にした機器を二台も持って、特にWebコンテンツの閲覧に混乱を来さないか心配ではあったが杞憂であった。コンセプトがまるで違う。


iPod touchは(おそらくiPhoneではより)音楽に限らずコンテンツ、メディアを視聴する環境としてとてつもないパフォーマンスを持っている。テキストの閲覧でここまで「紙」に肉薄したのは、iPhoneiPod touchが始めてではないだろうか。


ただ、このパフォーマンスを享受するためにはMac OS X同様に高いハードルがある。それは金銭やWi-Fiネットワーク環境のようなカタログ化できる環境だけではない。両手をフリーにできる環境(片手でも使えるが享受してるとは言いがたい)、iPod touchのスマートだけど小さいとは言えないボディを回転させることができる空間、覗き込まれないプライバシー、そして適切なときに必ずiTunesに接続できる状態だ*1


Windows Mobile端末は持ってないのでわからないが、Nokia E61は片手ですべてのブラウズができ、混雑した電車の中でもそれなりに長文の文字入力ができ、劣悪なネットワークでもそれなりにサービスを受けられるそれなりなアプリケーションをいろいろ用立てることもできる。携帯網があるかぎり、E61を持っていれば蜘蛛の糸かもしれないがWiredでいられる。


とまぁ、へ理屈をこね回してみたが、要するに家の中ではiPod touchをメインに、外に出たらE61を使うことになるってだけの話か。


iPhone 2がHSDPAに対応し、Bluetoothキーボードをホストでき、アプリケーション開発がサードパーティに解禁されたらまた状況は変わるかもしれないけれど、対応したところでE61のようにギリギリ使うのは似合わないだろうな。

*1:余談だが、劣悪な環境下でもなんとか繋がるがインターフェイスが雑なSkypeやGTalkと、一定の帯域がないと繋がりもしないが一度繋がるとものすごく美しいビデオチャットができるiChat AVも同じだ