書評未満

今日は10年近く通っている美容院で白髪だらけになった髪の毛にマニキュアを入れて簡単アンチエイジングなどしてきた。
最近は美容院に行くとお決まりになっているのがBASARA BOOKSで本を買ってゆりあぺむぺるで珈琲を飲みながらぱらぱらと眺める、というコース。


今日、購入した古本は以下。

私の古生物誌―未知の世界 (ちくま文庫)

私の古生物誌―未知の世界 (ちくま文庫)

吉田茂の息子、吉田健一UMA本のハシリ。ぱらぱら眺めてみて気付いたのは、実家にあったことだ。まぁいい。実家でもきちんと読んだ記憶はないので、楽しめるだろう。


新装版 戦中派不戦日記 (講談社文庫)

新装版 戦中派不戦日記 (講談社文庫)

山田風太郎の昭和20年の日記がまんま採録されているだけの書籍。シチュエーションと内容こそ濃いが、体裁はWebでたらたら書いている日記とほとんど変わらない。
新装版を購入したのだが「大きな文字で読みやすい」体裁になっているために、行間と文字間が詰まり過ぎていてとても読みにくい。しかも、大きな文字の性でページが嵩んで持ちにくい。この、デカ文字文庫、いい加減やめてほしい。


手塚治虫の奇妙な世界 (1977年)

手塚治虫の奇妙な世界 (1977年)

あちらこちらで引用されている手塚研究の初期金字塔。77年版を購入できた。
端正な活字組版がとても美しく、ぱらぱら見るだけのつもりが数十ページ引き込まれた。


5、6回しか購入していないはずだがBASARA BOOKSの店主に「いつもいい本をありがとうございます」と言われた。お世辞だろうがいい気分になる小市民な私。
BASARA BOOKSは小さな古本屋だけど、棚においてある商品に目が行き届いている感じでとてもいい。なぜか花輪先生のサイン本やら著者献本などが普通の値段で売っているあたりもいい感じ。