雑感

今日一日、仕事で使ってみた。
上書きインストールに関連するような大きなトラブルもなく、順調。
以下、思いついたことを書き留めてみる。

移行されない項目

プリンタ設定が上書きインストールでは移行されなかった。
ドライバやプリンタユーティリティが刷新されてしまったらしいが、これは致し方ないか。
Tigerどころか10.2や10.1以来アップグレードしていないようなメーカーもあるからなぁ。

ファイアウォール設定

以前はネットワークサービスを司る「共有」パネルにあったファイアウォール設定が「セキュリティパネル」に移動していたので探してしまった。
複数のネットワークを一つの仮想ネットワークにまとめてしまう「リンクアグリゲーション」をWifiとLANで試してみた注*1。確かに高速になる(ごめん、周囲の人)。


ファイル共有

サーバをマウントするインターフェイス、速度、安定性が圧倒的に向上している。
共有フォルダがMac OS 9終了以降7年ぶりに復活していた。やはり利便性が高い。セキュリティ面でもダウンロードしたアプリケーションや始めて起動するアプリケーション、書類とアプリケーションの関連付けなどでアラートを出すような仕組みが完備してきているので、ようやく安心して使えるようになったということだろう。Mac OS 9のようなザルなセキュリティや10.3以前の状態で、Unix風のユーザランドがあるOSにローカル実行可能なアプリケーションや狙ったアプリケーションを起動させることができるファイルを突っ込ませるのは確かに危険だった。

QuickViewQuick Look

グラフィック関連書類をぱらぱらぱらぱら〜っと見ることができて便利なのは当然として、サーバ上のPDFやExcel、Wordファイルを閲覧できるのはありがたい。
Macを業務に使っていてExcelのファイルを大量に扱うなんてことをしている人がそれほど多いかどうか知らないが、表の内容をある閲覧できるのに感動した。各種申請書をダウンロードしては散らかしていたフォルダがきれいに整頓できた。かなり、これなしでは生きていけない体になる。

WebClip

SafariからWebサイトの一部分を切り出してDashboardに貼付けられるWebClipにグループウェアのスケジュールを貼付けた。他にもいろいろ便利な使い方がありそうだ。

Spaces

仮想デスクトップ環境、Spaceももちろん使う。Shade用に2枚、連絡関連用に一枚、通常作業用に1枚の4枚構成。
ウインドウをドラッグできるだけでこれだけ利便性が向上するのか、と感心する。

Time Machine

ハードディスクを会社に持っていっていないのでTime Machineの出番はなかった。Mail.appもTime Machine対応している。
自宅に戻ってHDDに繋いだらバックアップが始まるのは素敵。デスクトップじゃない環境も十分考慮されているのだな。

対応してねーだろーなと覚悟していたが

MacFuse、MacFusionは対応してねーだろうなと思っていたが、難なく起動。SSHFS、curlftpfsは動作する。
MacFuse自体はLeopard用があるのでさくっとインストール。

もう一つの懸念、SoonRがやっぱりきちんと動作していた。これもありがたい。Tiger世代以降のアプリケーションはよっぽどトリッキーなものでない限り動くような気がしてきた。

さらに、それこそ動かねーだろうなと観念していたSynergyがこれまたあっさり動く。会社のネットワークが雑な構成なので相変わらずホスト名が通らないんだが、動いてるだけよしとしよう。

まとめ

重量級アプリケーションをいくつも起動する日常なのだけど、アプリケーションの切り替えがさくさく動作するのでTigerの頃よりもストレスが明らかに減っているし、QuickViewQuick Lookで書類の整理が圧倒的に楽になったのはうれしい。ちょっとした資料を作っても安心して溜め込む場所に放り込めるのはストレスがなくていい。

*1:単純にWiFiとen0はリンクアグリゲーションできません。Parallelesで仮想的に作成したen2をシェアしているAirPortとつないで、「WiFiとLANを合成」した