簾をかける、マンションに!
少なくとも夏の東京は亜熱帯並の気温だ。本物の亜熱帯、奄美大島に住んでいた私が言うのだから間違いない<というふうに経験則から断言してしまうほど脳が溶けている。
私が住んでいる賃貸アパートメントは南西角なので午後の日差しが室内と建築そのものを暖めてしまうので、室内がとんでもなく暑い。本当ならよしずを掛けて壁ごと日陰にしてしまうといいのだけど、鉄筋コンクリートの3Fともなるとさすがにそうもいかない。気休めにすだれを室内に置いてみたけれど、アルミサッシ自体が高温になっているので、室温の上昇は止められない。
最近の建築はどういうわけだか庇(ひさし)がなかったりするので、西日の侵入が止められないし、よしずを置いていいような庭もないから、西日は深刻だ。あづい。
そんな日々を送っていたら、妻がアルミサッシ用のすだれフックを購入してきた。
喜び勇んで取り付けようとすると引っかかってしまった。アルミサッシの枠のマージンが小さすぎたんだ。
実はこのすだれフック、二枚重ねてすだれを掛けられるようにフックの上部にも金具が飛び出している。この上部フックを折り曲げて……