連帯惑星ピザンの危機 -クラッシャージョウ1-

連帯惑星ピザンの危機 (クラッシャージョウ1) (ハヤカワ文庫 JA タ 1-11 クラッシャージョウ・シリーズ 1)連帯惑星ピザンの危機 (クラッシャージョウ1) (ハヤカワ文庫 JA タ 1-11 クラッシャージョウ・シリーズ 1)
安彦 良和

早川書房 2008-09-25
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朝日ソノラマ版で読んでいたと思い込んでいたのだけど、どうやら勘違いだったらしい。

和製スペースオペラの原点などとと言われているが大作ではない。ディテールで水膨れした最近のSFから見ると中編程度のページ数しかないうえ、加筆修正の成果もあるのだろうけど読みやすい文章なので小一時間で読み切ってしまった。気負わずに読めるのはいいね。シリーズ作品がもっと多いと楽しいのだけどな。

最近読んだ高千穂遙氏の著書は「自転者で痩せた人」なのだが、こちらも読みやすい文章で綴られている。文章はうまいよね。

表紙は安彦良和の新規書き下ろし。この人も息が長いというか、すごいなぁ。クラッシャージョウダーティペア安彦良和でないと個人的に盛り上がらない。

そういえば、細野不二彦が描いたマンガ「クラッシャージョウ」が収録されている本があったはずだがどれだったかな。この「ピザンの危機」と違って加筆部分がものすごく違うのでいろんな意味で楽しい作品だった。読み返してみよう。