無印良品のハンドブックを買った
今日、ベッドサイドに置くランプを探しにいったときに無印良品でパンフレットを買った。
無印良品の理由vol.2
無印良品の理由vol.3
内容は無印良品の製品の宣伝。最近、自分の手でグラフィック制作やコピーライトを行っていないので、購入でもしないと吸収しなくなってきてるんで300円のパンフ2冊で少しでも吸い込めればいいや。
装丁はフランス折りの表紙/裏表紙の簡易製本。印刷はとても残念なことにオンデマンドのオフセット印刷。インクの発色が悪く独特の刷汚れが見えるから水なしオフで大豆インキかな。まぁ、あんまり高い作りじゃない。とても残念なのが表紙,裏表紙の折り込みが製本プレスで折り目になってしまっているところか。
内容は見開きで商品とコンセプトが簡素なキーワードで説明されている。コピーもグラフィックも丁寧で好感が持てる。ただ、印刷がグラフィックを見せられる品質になってないので残念なことに全体に沈んでしまっている。MUJIっぽい明るさがないんだな。MUJIを象徴する生成りの明るいベージュは確かに印刷で再現しにくい色ではあるが、簡易的なオフセット印刷でシアンがかっていると全体にくすんだ色になってしまう。
製品パンフレットを「売る」ってのは面白い考え方だとは思う。どうせこのパンフを買うような人はMUJIのファンであるのだから、ロイヤリティを向上させることでファンの更なる固定化を狙うことができるだろう。ブランドの強化のためにこのような方法がとれるってのはうらやましいね。
MUJIは様々なメーカーの商品をMUJIブランドで売るようなことも行っているけど、このパンフレットの中ならOEMしているメーカーの名前を出してもいいんじゃないだろうか。どうせファンしか買わない本ではあるが普通の広告と比べてもかなりの確度で売り上げに貢献するし、うまく話を持ちかければ広告収入も得られるかもしれないね。そうなったら、持つことが喜びになるような、もっとしっかりした印刷プロダクトにしてほしいなぁ。