Mail.app雑感

Mailの動作速度が大幅に向上しています。特に、バックグラウンドで索引の生成を盛大に行っていても、メールの閲覧、送受信の速度低下がそれほど大きくないことがうれしいですね。
iBookのG3 500Mhzでも6000件あるメールボックスから全文検索するような使い方でも、それほどストレスなく実行できるのはうれしいですわ。

スレッド

目玉の一つであるスレッド機能ですが、メッセージのツリー構造を表示するのではなく、関連メッセージをバインドするだけです。ツリー構造がどうしても必要な人には耐えられないかもしれませんが、個人的には、これで十分かな、と感じています。
特に、ビジネスメールなどのやり取りを行っているときには、ツリー式のスレッドでは現時点での再重要項目である新しいメッセージが深い階層の中に入ってしまい、タイトルが切れたり、折り返してしまったりしますが、Mail.appの形式であれば、やり取りをバンドルして、日時でソートするだけで、やり取りを追うことができます。
スレッド表示とリスト表示の切り替えも高速に行われるので、メールを選択してスレッド(関連メッセージ)表示、という使い方もストレスなく行えます。
要するに、ギーク向けの機能ではなく、コンシュマーの必要とする最小限の機能ということでしょう。
マカ系MLでは投稿者がスレッドを無視するので意味ないですが(笑

その他の機能

  • Windows対応の添付ファイル

Windows対応の添付メッセージを作成できるらしいんですが、詳細はどうなってるんだろう。
手持ちのWindowsOutlookを起動するなんて怖くてできないんで(サーバのメールボックスには山のようにウィルスが入ってるし)、ソースを眺めてみるとしようか。

  • 迷惑メール

プロバイダのスパムヘッダを解析する機能もついたり、名前の入った送信(Fujii Taiyoの用な形式)はスパムじゃないとするなど、細かな設定が可能になっています。
これで、知人へのメールが蹴落とされる心配も減ったということですな。

  • スマートアドレス

複数のアドレスを持ったユーザをプルダウンメニュー形式でまとめているんですが、これ、テキストフィールドの中に表示されているんですよね。
Cocoaの機能強化が伺えます。テキストストリーム中に定型やリストで挿入するときにはこの形式を使うとわかりやすそうだなぁ。後で掘ってみるか。