イサム・ノグチ展 彫刻から空間デザインへ〜その無限の創造力

意識してイサム・ノグチをみたのは初めてだが、「エナジーボイド」は圧巻。
石の彫刻一群が暗い部屋に展示されていたのはほんとうに残念。大地と陽光、そして風が必要な作品であろう。
ブランクーシの助手やってたのか。返す返すも、パリにいったときにポンピドーセンター前のブランクーシ工房にいけなかったのは残念であった。フラーの友人であったというのにも納得。
難解と考えられがちな(し、アーティスツアートに陥っているモノが多いと個人的にも思う)現代美術だが、やっぱ作家次第だな。
しかし、彫刻に触れないのは本当に残念だ。師匠筋のブランクーシばりに磨き上げられた真鍮の作品群(まぁ、面白くない。本人も言っているようだが抽象芸術はジジイになってからやるべきだろうな)に触らせろとはいわないが「エナジーボイド」もだが「砥石」などの石の作品には触らせてほしいところ。