ようやく読了

神の旅人 聖パウロの道を行く (PHP文庫)

神の旅人 聖パウロの道を行く (PHP文庫)

結構時間がかかってしまったが読了。
3ヶ月ほど前に購入したのだが、一気に読み通してしまえなかった。パウロの徒の歩みと同じようなペースで読んでしまったようだ。
使徒行伝や手紙をもとにした紀行文であるが、ユダヤ教に基盤を置いていた原始キリスト教がオリエント世界へ受け入れられていく様を、正統的な視点から感じることができる。
ナグ・ハマディユダの福音書のような周辺世界の豊かさもさることながら、正統派のロゴスの力強さはにすばらしいものがある。