Photoshop CS3 beta!

きたー。

IntelMacに移行してから起動に躊躇しまくっていたPhotoshop CSが、ついにネイティブ対応。
レビューは後ほど。
これで、以前のようにPhotoshop常時起動体制だ。
しかし、大量にインストールするもんだ。Photoshopというイメージング環境はいつの間にこんなに大きなものになってしまったのだろう。

インストール

Photoshop CS3をダウンロードすると.dmgがマウントされる。
利用規約は日本語になっているので、安心して読める。もちろん、インストールされているPhotoshop CS2はアンインストールされない。もはや、CS2を使う気には、とてもじゃないがなれないが……

アクティベーション

Adobe LabsのWebサイトでPhotoshop CS2のシリアルナンバーを入力すると、CS3のシリアルナンバーを入手できる。
このシリアルでアクティベートすることで、Photoshop CS3の体験版制限が解除される。

ファーストインプレッション

早い、速い、はやい!!
floatチャンネル用の露出スライダーが付いてる!
ツールをまとめるインターフェイスが結構使いやすい。

10秒使ってみたインプレッション

エンジン部分はPhotoshop 6.0以降、インターフェイスは4.0以降で最大のバージョンアップとなっている。
ヤバい、間違いなくCS2以前に戻れない。

いろいろ

AdobeLightRoomのような実験はともかく、Photoshopのようなメインストリーム製品のβ版を一般に公開するのは、初めてじゃないだろうか*1
リリースは来年の春ってことらしい。4月だとして逆算すると、そうだな。確かに今頃はβ出てないとまずいわな。

IntelMacへの対応を多くのユーザから責められていたことも理由なのだろうが、Windows Vistaへの正式な対応を表明したい、ということも大きいんだろう。
いずれにせよ、いい時期にリリースしたなぁ。

「読み込みに失敗したプラグインがあります」の警告

IntelMacでは、One more plug-ins are not averrable.とかいうアラートが出るはず。Help > System infoで起動ログを読むことができるので確認してみた。

Plug-ins that failed to load:

AltiVecCore NO VERSION - - from the file “/Applications/Adobe Photoshop CS3/Plug-Ins/Extensions/AltiVecCore.plugin/”
Embed Watermark NO VERSION - - from the file “/Applications/Adobe Photoshop CS3/Plug-Ins/Digimarc/DigiSignMachO.plugin/”
PPCCore NO VERSION - - from the file “/Applications/Adobe Photoshop CS3/Plug-Ins/Extensions/PPCCore.plugin/”
Read Watermark NO VERSION - - from the file “/Applications/Adobe Photoshop CS3/Plug-Ins/Digimarc/DigiReadMachO.plugin/”
Installed TWAIN devices: NONE

AltiVecPPC coreコードは、いらんわな(笑)。

最高にお気に入りな機能

  • 32bit floatの露出スライダ
  • 白黒調整レイヤ
  • ストローク選択できるマジックワンド

最高に、と言いつつまだまだ出てきそうな気配。この数年で最も挑戦的なバージョンアップであることは間違いない。

久しぶりにだらだら書いてみたけど、まとめ

12年ぶりにPhotoshopを英語で使用してみたが、日本語版使う理由って全くない。また、とても安定して動作しているのでIntelMacでは過去のバージョンを使用する理由は全く思い当たらない。
6、7、CS、CS 2とインタラクティビティを向上させるためにCPUパワーを大量消費する方向性は変わっていないが、リアルタイム処理をしない部分もきちんと考量されているので、遅く感じることはない。インターフェイスもよく整理されている。inDesign CSで試みていた画面左右へ固定レイアウトされるユーティリティウインドウの格納方法がより洗練されているため、画面を左右に広く使えるのは大変ありがたい。
ImageReadyが同梱されず、アニメーションをPhotoshopで処理できるようになっているのも興味深い。ようやく統合されたというわけだ。逆に、最近買収したMacromedia Fireworksの操作性やファンクションは全く統合されていない。Fireworksもいずれ消えるのだろうが、しばらくは残るのだろう。
Adobeがβ版をリリースした意図、というのはVista、IntelMacという新たな大きいプラットホームへのコミットメントを表明するのに最も良い手段と考えたからなのだろうな。これぐらいエキサイティングなバージョンなら、一度使ってなじんでしまえば本当にもとに戻ることはできない。

*1:inDesign 1.0がほぼβ状態だったってのはおいといて……