ビッグバン宇宙論読了

なんだかんだで出張中は本を読んでいる。昨日今日は『フェルマーの最終定理 (新潮文庫)』でその語り口に感服したサイモン・シンの『ビッグバン宇宙論』。面白くてあっという間に読み終わってしまった。

ビッグバン宇宙論 (下)

ビッグバン宇宙論 (下)

ビッグバン宇宙論 (上)

ビッグバン宇宙論 (上)

巻末にも書いてあるけど、ビッグバン宇宙論自体はまだまだ修正されたりこの巨人の肩に乗って新たな眺望を開く科学者も出てくるだろうけど大枠で否定されてなくなってしまうなんてことはないだろうから、ビッグバン宇宙論に至るまでの科学の営為を必要十分にまとめあげた本書は、本棚においておくのにぴったりの書籍。
書籍そのもののレビューは「bookweaverのレビュー」に上げた。
学生の頃は金も持ってなかったのでこのような内容の本は新書でばかり読んでいたのだけど、最近は新書棚を素通りするようになってしまったので、単行本を躊躇なく購入するようになった。文庫も新書もボリュームのある書籍の値段がかなり上がってきているし、新書に関してはまさに干し草の中の針を探すつもりでなければ良書に出会えなくなってきてる。イージーすぎるぞ編集者。たまに買うと誤植まみれで推敲された気配のない雑文200ページなんてしょうもないものに700円も使ってしまった自分が嫌になったりするんだよな。なんとかならんのか、新書ブーム。