Klipsch Image X10

Klipsch イヤホン Image X 10
Klipsch イヤホン Image X 10
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Klipsch Audio Technologies クリプシュ オーディオ テクノロジーズ イヤホン | e frontier
勤めている会社でKlipsch社のハイエンドイヤフォンを扱うというので、試聴してImage X10を購入した。以来、1ヶ月半ほど使い続けている。

Image X 10はカナル型のイヤフォンで、外耳道に押し込んで使用する。遮音性は抜群で、地下鉄や新幹線、飛行機の中で使用しているが、周囲のノイズはただ耳に挿し込むだけで気にならないレベルまでシャットアウトでき、小さな音量でも十分音楽を楽しむことができる。また本体が小さく、ケーブルも柔らかいので、体温でなじんでくると付けていることをつい忘れてしまうほどのフィット感が得られる。

試聴したときにまず驚いたのは、流れてくる音のナチュラルな存在感だった。iPhoneに入れていた楽曲をいくつか鳴らしてみたのだけど特に驚いたのQuincy Jonesの「Big Band Bossa Nova」(オースティン・パワーズのテーマソング、といった方が通りがいいかもしれない)が、ゴキゲンなラテン音楽として聞こえてきたのには本当に驚いた。名作ってことになってるんでだいぶ前に買ってなんとなくiPodに入れていた曲なんだけど、曲もアレンジもありきたりでつまらないと思っていたのだが、演奏とレコーディングがすばらしい名盤だったのを発見できたのはKlipsch Image X10のおかげだ。
オーケストラは音そのものがある程度よくないと全く楽しめないんだな。

Big Band Bossa NovaBig Band Bossa Nova
Quincy Jones

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ハウジングというのが憚られるほど小さな本体からは想像できないほど豊かな低音から高音のディテールまで滑らかに聞こえる特性は、オーケストラだけじゃなくてPopsやハードロックも十分楽しめる。

誤算もある。楽しめない音楽群ができてしまった。適当な(というわけでもないんだろうけど)録音や圧縮音源で劣化を感じてしまう音楽群は、聞いても楽しめなくなってしまった。iTunes Plusはまだいいけど、普通の楽曲だと平板になってしまっている部分が本当に平板に聞こえてしまう。

もう一つの大きな誤算は、家で聞く音楽の音質が我慢ならなくなってしまったことだ。

追記

試聴はソフマップビックカメラでできる。ぜひiPodもっていって、聞いてみてほしい。試聴する際には「ぐいっ」と耳にきっちり押し込んでね。
Image X10や他のKlipsch製品に関する詳しいレビューはAV Watchのレビューがいい。

さらに追記

なぜか知らないが、低音を膨らますスピーカーやヘッドホンが人気らしいんだが、個人的には苦手だ。特にJazzのライブハウス録音が最悪で、ピアノやベースの低音が変に膨らんでいると吐き気にちかいものを感じる。Klipsch Image X10を使い始める前は「ライブハウスでの録音だもんなー、コンディション悪くて当然だよなー。」なんて思っていたのだけど、違った。きちんとしたスピーカーやヘッドホンで聴くとものすごい臨場感があるんだってことに気付かされた。
ああいうのは、すっかすかの音しか入ってない音楽を聴くならいいのかもしれないなぁ。