テオ・ヤンセン展

日比谷パティオで開催中のテオ・ヤンセン展にいってきた。
Theo Jansen テオ・ヤンセン展公式HP
プラスチックチューブが結束バンドで結びつけられた「生命」体が展示されていた。砂浜で海風を受けて動き回る本来の姿からはほど遠いのだろうが、短いデモンストレーションで動いていた大きなAnimaris Modulariusは圧巻だった。風を動力に変えて動くだけではなく障害物に反応して動く方向を変えるというフィードバック系、蓄えた風を圧搾空気として蓄える能力を備えている。これで複製したら生き物と変わらないよ。宇宙人がオランダの海岸にうごめく彼らとメンテナンスしているTheoを見たとき、どちらを「生きている」と感じるだろう。
Animaris Modularius


TheoのAtari、スケッチ、様々なジグなどが展示されているアトリエパートと「生きている」2体が展示されている中央のスペース、そして化石と称される動かなくなってしまったオブジェの展示スペースが用意されていて、デモンストレーションまで含めて40分程度で全部を見ることができる。
Animaris Modularius

いくつかの展示物は触ることもできるし、そうでないものにもかなり近寄れるのだが、ネジやヒンジのような金物で作られた構造を見慣れているのでプラスチックチューブが結束バンドや紐で結びつけられているクラフトワークには圧倒される。
Animaris

フランクな雰囲気のスタッフがあちこちで説明しているので、話を聞くのもいいかもしれない。

小さな展示で1,500円とちょっとお高めではあるけど、満足。