ドナドナ

妻の205 GTiがドナドナ決定。
昨夜、リニューアルした環状八号線を自宅に戻っていたところ、信号待ちでエンジンがいきなり止まってしまった。イグニッションをまわしてもスターターが動かない。後ろに止まらせてしまったトラックの運転手の力を借りて路肩へ脱出し、「ボンネットを開けてしばらく待つ」お決まりのメニューを実行する。
冷やしてどうしようもないときはコンピュータのリセットを試みる。バッテリのパワーケーブルを抜くためのスパナが必要になるが、無精者ゆえに車にそんなものを積んでいない。
仕方がないのでJAFを呼ぶ。
JAFの若いスタッフが

  1. コンピュータのリセット
  2. 燃料ポンプからの供給
  3. ヒューズ点検
  4. スパークプラグの点火

を点検する。2の段階で手の打ちようがなくなってしまったのでまずは自宅までドナドナ決定。運搬車が来るまでの間、3,4を点検する。プラグコードに新しいプラグをつないでも火花が飛ばないことがわかる。燃料はエンジンルームまできていることも確認していただく。
自宅まで運んでいただき、今日、主治医のAPRへ電話する。いつもの「.+たたきました?」から始まるが、燃料ポンプの制御コードが後部座席の下に入っているとは知らなんだ。叩いたが復帰せず。今日は、もう一つの定番メニュー「.+ソケットをぐにぐにしました?」が始まる。

  1. プラグコードディストリビューターの下にあるコネクターをぐにぐに
  2. イグニター(青いプラスチックでパッケージされたBOCSHのパーツ)のコネクターをぐにぐに
  3. 点火コイルのコネクターをぐにぐに

症状がかわらないのでAPRにドナドナ決定。いろいろ勉強になる。

APRでの診断結果

暑いのも寒いのも湿気も乾燥も嫌いなBOCSH家のフロイライン、205GTi用のIGNITOR(トランジスタイグニッション)が仕事をしない宣言をしていた模様。
205GTiのIGNITORは、1.9の後期型だとタイミングベルトカバーの右側、前期型だとバッテリの奥にあります。どっちにしてもエンジンの真横で、お嬢様には過酷な環境ですね。フランス人何を考えているのか……
IGNITORを中古パーツと交換して、ついでにバッテリ交換、オイル・フィルタ交換して4万5千円で復帰しました。