ベトナム

現在10泊11日のベトナム出張中。そういえば海外に仕事以外で出たのって新婚旅行っきりだわ。

活気があって治安がいい

とにかくバイクの数がすごい。
Bike Bike Bike! Bicycle Bike Bike Bike
Bike
この単車、平均月収が事務職で1万円程度なのにどうやって買っているのだろうと思っていたらベトナム戦争で逃げ出した資産家からの送金が相当あるとのことだ。送金総額は国家予算程度っていうからちょっとハンパじゃないね。確実にバランスを崩してる。ガソリンに税金それほどかからないらしいのが救いだな。
横断歩道なんて洒落たものはほとんどないのでふらっと横断するしかないが、交通の速度はそれほど高くないしロータリー文化のフランスが植民時代に道を造っているのでちょっとした通りがほとんど一方通行。それほど渡るのは難しくない。
jay walk

そして、治安はいい。受け入れ会社から聞いたんだが「ラムズフェルドがSPも連れずに夜一人で街をほっつき歩いた」ようなことができる安全さ、ということだ。そんな国知らないよ。
実際に歩き回っているけれど、ここには同感。真夜中に一人でほっつき歩いていても身の危険を感じない。ホーチミン市はあちこちに街灯もあるし、北京のように真っ暗な道でマンホールがなくなっていて下水道に落下するような危険もない。
もちろん、スリやかっぱらい、ひったくり、プチさらいして身ぐるみはぐ、のようなカジュアルな犯罪がないわけじゃないんで、普通に意識してる必要はあるんだけどね。

そこそこつかえるインターネット

この数年感でVietnamのネットワーク事情は大変よくなっているらしいが、体感も日本のADSL程度という感じでかなり使える。海外のサーバとの通信は上り:下り=1:4という感じ。ただ電力事情がまだ不安定で瞬断は多い。ちょっとしたオフィスやインターネットカフェでもUPSは標準装備なのだが、ラインブースターなどが落ちるためかSkypeがブツっと切れたりすることはあるし、HTTPプロトコルを使った簡単なアップロードには失敗することも多い。
同じ社会主義とはいえ中国と違ってヘンテコな規制もないようで、いまのところサーバがブロックされていたりするようなことには遭遇していない。

ただ、Vietnamの情報を探そうとすると苦労する。例えばGoogle Mapがこんな状態だしほとんどのWebサイトが検索しにくいベトナム語だけで作られている。地図の販売が自由になったのは昨年ということなのでこれからに期待したいところかな。
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この、髪の毛のようにぶら下がっているラインはADSLを通すために追加で引いた電話線だ。よく見るとあちこちで、それこそ枝毛のように切れている。聞いてみると、繋がらなくなったらまた工事するということだ。
Hair Lines lines

ベトナム語

専任の通訳がいるわけでもないので英語と日本語を一人同時通訳して講義を行っているんだけど、個別指導ではやっぱり現地語が欲しいので少しはしゃべれるようにならんとまずいんだが、これが異様にむずかしい。表音が完全に書き記されているアルファベットがかなり救いではあるけれど声調記号で意味が変わるので意味を読むのはかなり難しい。漢字っていいな。

ベトナム語は中国語と同じようにイントネーションで単語が変わる声調言語なんだけど、母音が11種子音が29に加えて、声調が6つもある。所詮外国人のしゃべる言葉なんで正確性なんかなくてもいいんだが国土が狭いせいか中国ほど「方言」「なまり」がきつくないので、微妙な変化を皆しっかりと使い込んでいるらしい。おかげで声調がちがうとかなり通じない。

なわけで到着した水曜日からいままで、マトモにベトナム語を勉強/実践する時間が取れなかったんだけど明日の休みでちょっと実践してみることにする。帰るまでには「いい」「悪い」「止めろ」「続けろ」「終われ」「休め」「始めろ」と時候の挨拶程度がスルっと出てくるところまではできるようになれるといいな。