鞄に常駐するコード引き込みマウス
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ポータブルなコンピュータを使っていると、出先でどうしてもマウスが使いたくなることがある。
私は出先でShadeなどのデモンストレーションを行うことが多く、準備ができるときはデスクで使っているHappy Hacking Keyboard ProとLogitech G5 Laserマウスを持ち込むことが多いのだけど、出先からほかの場所へ移動するときや直行時など、デスクにキーボードとマウスを取りに戻れないこともあるので鞄にマウスだけは忍ばせている。
鞄に常駐させるマウスの条件は以下の3つ。
- 高いトラッキング性能
デモンストレーションをスムーズに進めるため、出先でマウスを展開できる場所が不適切であってもその辺にある紙切れをマウスパッドにできるトラッキング性能が必須 - 有線マウス
無線マウスはいろいろ試したがマウスの初動が悪い。省電力のためのスリープから復帰する待ち時間はスムーズな進行を阻害する。なにより、エマージェンシーグッズに、電池切れのリスクがある無線マウスは使いたくない。 - かさばらない
鞄のお守りマウスとして最後の要件が鞄の中でかさばらないこと。
と、上記の条件を満たすのは普通のレーザーマウスってことになっちゃうのだが、今鞄に放り込んでいるのが上記の商品。
ケーブルが鞄の中でほかの物に引っかからないので安心して放り込めるし、手探りで取り出すのも楽。レーザートラッキングは十分な動作をしてくれる。センサーの位置が巻き取り機構の関係でセンターから親指側にずれているのではじめは信用していなかったが、十数秒で補正できることが分かってからは、少ないスペースでの作業にも重宝している。
無線マウスを嫌う理由は上にも書いたが、プアな無線通信に千ン百dpiのトラッキング情報をのせる意義を感じないからだ。だいたい、マウスで拾った座標を全部転送しきれないなら解像度を下げようよ。初動は遅れるし、マウスがきちんと止まらないのは困る。
また(AppleのBluetoothマウスではそんなことはなかったが)CPU使用率が100%近いときにポインタの動作がもたもたするのも嫌だ。Windowsじゃあるまいに、ポインタの動作がCPUの使用率に左右されるなんて我慢がならない。
そんなわけで、メインマウスはG5、お守りマウスはe-suppliesの状態がこの数カ月続いている。
で、今日は自宅のマウスも新調した。
LOGICOOL レーザーマウス 2000dpiゲーミンググレードエンジン搭載 G-3LS
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2006/08/25
- メディア: Personal Computers
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左右対象の高解像度レーザーマウスで「有線」、かつ5ボタンマウスとしてはほぼ唯一の選択肢であるが、幸いなことにボタンのレイアウトやマウスのシェイプ、底面のソールがとてもよい。
Logitech製のこのシェイプのマウスは6年ほど前から続いていて、妻はずっとこのタイプを使い続けている。私はしばらくMX310のシェイプを使っていたが、後継機種が無線になってしまったので戻ってきた次第だ。ゲーミングマウスとして販売されているが、グラフィックツールなどの実務用途には最高だ。
余計なドライバソフトを入れなくても動作するシンプルなUSB HIDなので行儀の悪い業務ツールを使わざるを得ない場合や変わった構成のコンピュータでも安心して使えるし、狭い横幅は手首での大きな動作と指先での微調整を行うのに最適。
一つだけ難点があるとすれば、このマウス、1600dpiの有線なので指の挙動がすべて画面に現れてくることだ。マウスをすっと動かした後で止める、という動作を行うと、ブレーキに使っている指で押されて戻る動きが画面にしっかり現れてくれる。また、あまりにポインタが指先の動きに連動して動作するので(幾度も試しているが、Windowsではそこまできれいに動作しない。私がWindowsに用があるときはCPU使用率が常時90%を超えることがほとんどなのでしょうがないのだが……)、画面表示の微妙な遅れが認識できてしまうことだろうか。ま、いずれも10秒で慣れる問題ではある。