Far East iPhone Report
新規にblogをはじめることにしました。
Far East iPhone report
blogの説明文に書いてある通り、日本製のアプリケーションやiPhoneを取り巻く環境を紹介するブログです。英語はへったくそですが、アプリへのポインタの一つになればいいかってのと私の勉強なども兼ねています。温かく見守ってやってください。スペルミスその他の指摘は大歓迎です。
CSS3のbackground-gradientとかborder-radiusのWebKit先行実装を使ってるので、FirefoxやInternet Explorerではあんまりきれいに見えないかもしれないけど、SafariなどのWebKitブラウザでは下のスクリーンショットのように見えるはず。
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いつでも聴ける女性ボーカル Melody Gardot
先日購入したErin Bodeは、晴れた日曜日にぴったりなんだけど夜や通勤中に聴くのはちょっともったいない。「これから休みー」ってな雰囲気がつきまとってしまうので、いつでも聴ける女性ボーカルを探していたところ、iTunesを漁っていたら見つけたMelody GardotがハマったのでCDを買ってきた。
- アーティスト: Melody Gardot
- 出版社/メーカー: Verve
- 発売日: 2008/02/26
- メディア: CD
- 購入: 8人 クリック: 48回
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こうやってiTunesで探してCDを買うのは別に円盤が欲しいからじゃなくて、いい音質で聴きたいから。とてもとても残念なことにMelody GardotはiTunes Plusじゃなかったんだ。Klipsch Image X10ぐらいのイヤフォンだと128kbpsと256kbpsの差がとても大きなものに感じられてしまうし、家で聴くときは他のApple LossLessとの差が絶望的なまでに大きい。iTunes Plusの256kbpsなら、まぁ許せる範囲なんだ。おっと脱線。
Melody GardotはJazzボーカリストなんだろうけどこのアルバムは現代的なアレンジとマスタリングのおかげで「すっ」と聴くこともできるように仕上がってるし、楽曲も癖がなくて夜でも通勤中でも気持ちのいい音楽で空間を満たしてくれる。こんな感じに書くとカクテルジャズみたいに聞こえるかもしれないけど、ちょっと音量を上げてじっくり聴くと、フレーズやパッセージの丁寧さが感じられる。
いつでも聴ける音楽ってなかなかないんだけど見つけるとついヘビーローテーションしちゃうので、汚染しないように楽しむことにしよう。
Vietnam初日
Vietnam出張の初日は休日の移動日となった。5:30に吉祥寺を出る高速バスで成田まで移動したのだがこの時間の空港行き高速バスは渋滞に巻き込まれないし、美しい日の出を見ることができるのでけっこう気に入っている。
便はベトナム航空で日航との共同運行便で真っ青なボーイングだが中の注意書きにはロシア語が書いてあるという謎仕様でシートはぶかぶかの旧式。フライトアテンダントはアオザイを着て英語を少しだけ話す。
Panoで3カット合成したパノラマ撮影なんだけど、それぞれのカットで自動露出されて繋がるように合成されるので控えめなHDRっぽい写真になってくれる。とにかく、このようにダイナミックレンジの広い場所での撮影はほかの方法にはない楽しさがあるよ。
6時間のフライトでホーチミン市の国際空港、タンソニャット国際空港に到着。iPhoneの機内モードを解除するとすぐにソフトバンクモバイルから海外での使い方などを書いたSMSが届く。ベトナムは3G網がなくGSM網しかない。データローミングはもちろんやらないのでWi-FiがないところでiPhoneにできるのはSMSと電話のみ。SMSも受信するだけで100円かかってしまうので、海外に行ってるiPhoneユーザを破産させるのは簡単だ。しかしほんと国際ローミングの料金は高すぎるね。
空港から宿泊先のホテルまでは車で15分ほどの近距離だ。ホテルは前回と同じなんだけどアジア圏に多いコロニアル風。清潔だし英語も通じるうえにWi-Fiのアクセスポイントが大量に設置されているのでホテルの中のどこでもiPhoneをフルに使うことができるのもポイント高い。
到着後は業務打ち合わせと夕食、そしてスーパーマーケットで飲み物などを買い込んで今日はおしまい。夕食は北京ダックが売りらしいが鳥インフルエンザが怖いせいで高騰してるらしく、水槽の巨大なシャコ、海老や蟹を指名して料理してもらった。
今回は短いので明日からはかなりハードな業務になる予定。ゆっくり休もう。
明日から4泊5日Vietnam出張
明日からまたホーチミン市へ、今度は4泊5日の短期出張。定例の荷物を書きながらいろいろと忘れていたことを思い出す。
他のエンジニアの方々の出張がどんなもんかよく知らないが、私の場合スーツ来て何カ所にも商談に行くような出張と違って、荷物を運ぶコストが大差ないので減らすことに意義を感じないので結構な大荷物だ。
- スーツケース
- 予備のジーンズ
使わないかもしれないけれど予備のジーンズは必ず持っていくことにしている。 - 半袖の更紗シャツ数枚
綿のTシャツが汗を吸ってしまい不快になってしまうので今回はバリの更紗をシャツ仕立てにしたものを持っていく。 - パジャマ
- ベトナムコーヒーフィルター
現地では普通のコーヒー豆が手に入りにくいので今回からベトナムコーヒーフィルターを持っていくことにした。 - 変圧器、コンセントコンバータ
コンセントの口は各種あるのでコンバータは必須。また、デジカメの充電用に変圧器も持っていく。 - トラベラーズチェック
米ドルなのが悲しいTCは保険のためにスーツケースに放り込んである。 - その他常備品
E61やACアダプタなど各種ケーブル、解熱鎮痛剤、炎症抑えの抗生物質はスーツケースの常備品にしてある。
- 予備のジーンズ
- サムソナイトのカートキャリーバッグ
- MacBook
- 航空券などの各種チケット
- 折りたたみ傘
- 現地で使うトートバッグ
- HHKB、マウス、USBケーブル、ACアダプタなどオフィスで使う周辺機器はトートバッグに固めておき、MacBookだけ詰め込んだらすぐに出勤できるようにしておく。この方法はかなりオススメ。
寝る時間がない
ベトナム行きの便は朝の10:00発。ということは8:00には成田空港ということは5:00に吉祥寺を出るバスに乗る必要があるので4:00には起きなければならん。東京都内で移動と待ち時間に5時間費やしてフライトは6時間。アジア方面行くのに成田空港使うのは本当にばかばかしい。ロンドン便が羽田から出るらしいが10時間とか飛ぶなら成田でいいじゃねーか。
Panoで日没を撮る
左の日没の写真はiPhone用のアプリケーション、Panoで撮影したものだ。
PanoをiTunes Storeで見る
写真をやってる人ならわかると思うけど、手前の植物と空の光の量が全く違うため、普通に撮影しても絶対にこんな絵を撮ることはできない。一回の撮影では手前が真っ暗になるか空が真っ白に飛んでしまう。RAW撮影してもCCDのダイナミックレンジを超えしまう。そこで、HDR合成という手法を使って、多段露出したイメージを一枚にまとめあげる方法がある。
HDRの作例はFlickrのHDRグループなんかを見るといい。面白い作品がたくさんある。
FlickrのHDRグループ
HDRは通常、複数の露出の異なる写真をPhotoshopやPhotomatixなどのHDR合成できるソフトウェアで一枚に合成して作成するんだが、iPhoneのパノラマ撮影アプリケーション、Panoでも似たような効果の写真を以下の方法で作成することができる。
1. 一枚目の写真を撮る
2. 二枚目の写真を撮る
3. 以下繰り返し
4. 合成する
え?Panoの使い方そのまんまだって?そう、その通り。暗いところと明るいところをスムーズに繋ぎ合わせるPanoで露出の大きく違う部分を繋ぐように撮影すると、勝手に左のような写真になっちゃうんだ。今度夕焼けに出会ったら、ぜひとも試してみて。感動的な写真が撮れるかもよ。
ベトナム
現在10泊11日のベトナム出張中。そういえば海外に仕事以外で出たのって新婚旅行っきりだわ。
活気があって治安がいい
とにかくバイクの数がすごい。
この単車、平均月収が事務職で1万円程度なのにどうやって買っているのだろうと思っていたらベトナム戦争で逃げ出した資産家からの送金が相当あるとのことだ。送金総額は国家予算程度っていうからちょっとハンパじゃないね。確実にバランスを崩してる。ガソリンに税金それほどかからないらしいのが救いだな。
横断歩道なんて洒落たものはほとんどないのでふらっと横断するしかないが、交通の速度はそれほど高くないしロータリー文化のフランスが植民時代に道を造っているのでちょっとした通りがほとんど一方通行。それほど渡るのは難しくない。
そして、治安はいい。受け入れ会社から聞いたんだが「ラムズフェルドがSPも連れずに夜一人で街をほっつき歩いた」ようなことができる安全さ、ということだ。そんな国知らないよ。
実際に歩き回っているけれど、ここには同感。真夜中に一人でほっつき歩いていても身の危険を感じない。ホーチミン市はあちこちに街灯もあるし、北京のように真っ暗な道でマンホールがなくなっていて下水道に落下するような危険もない。
もちろん、スリやかっぱらい、ひったくり、プチさらいして身ぐるみはぐ、のようなカジュアルな犯罪がないわけじゃないんで、普通に意識してる必要はあるんだけどね。
そこそこつかえるインターネット
この数年感でVietnamのネットワーク事情は大変よくなっているらしいが、体感も日本のADSL程度という感じでかなり使える。海外のサーバとの通信は上り:下り=1:4という感じ。ただ電力事情がまだ不安定で瞬断は多い。ちょっとしたオフィスやインターネットカフェでもUPSは標準装備なのだが、ラインブースターなどが落ちるためかSkypeがブツっと切れたりすることはあるし、HTTPプロトコルを使った簡単なアップロードには失敗することも多い。
同じ社会主義とはいえ中国と違ってヘンテコな規制もないようで、いまのところサーバがブロックされていたりするようなことには遭遇していない。
ただ、Vietnamの情報を探そうとすると苦労する。例えばGoogle Mapがこんな状態だしほとんどのWebサイトが検索しにくいベトナム語だけで作られている。地図の販売が自由になったのは昨年ということなのでこれからに期待したいところかな。
この、髪の毛のようにぶら下がっているラインはADSLを通すために追加で引いた電話線だ。よく見るとあちこちで、それこそ枝毛のように切れている。聞いてみると、繋がらなくなったらまた工事するということだ。
ベトナム語
専任の通訳がいるわけでもないので英語と日本語を一人同時通訳して講義を行っているんだけど、個別指導ではやっぱり現地語が欲しいので少しはしゃべれるようにならんとまずいんだが、これが異様にむずかしい。表音が完全に書き記されているアルファベットがかなり救いではあるけれど声調記号で意味が変わるので意味を読むのはかなり難しい。漢字っていいな。
ベトナム語は中国語と同じようにイントネーションで単語が変わる声調言語なんだけど、母音が11種子音が29に加えて、声調が6つもある。所詮外国人のしゃべる言葉なんで正確性なんかなくてもいいんだが国土が狭いせいか中国ほど「方言」「なまり」がきつくないので、微妙な変化を皆しっかりと使い込んでいるらしい。おかげで声調がちがうとかなり通じない。
なわけで到着した水曜日からいままで、マトモにベトナム語を勉強/実践する時間が取れなかったんだけど明日の休みでちょっと実践してみることにする。帰るまでには「いい」「悪い」「止めろ」「続けろ」「終われ」「休め」「始めろ」と時候の挨拶程度がスルっと出てくるところまではできるようになれるといいな。